藤田和日郎展 2回目
という事で、行ってきました。
原画展@静岡。2回目(笑)
帰り際、時間ができたので行ってしまいました。
2日目は少し気持ちに落ち着きを持って見ることができました(笑)
そして、初日に見逃していた原画がいくつかあって驚きました(冷静じゃなかったんでしょうね^^;
しかし、やはり凄いですね。
実は今回、作品を見るに当たって
原画ならではの
藤田先生の独特な手法を見ることができるポイントが一つ。
何を隠そう!(?
それが
修正液!!
なんのことやらと思うかもしれませんが
こちらをご覧ください。
うしおととらファンならたまらない
あの名シーンから一部抜粋です。
よくよく見てもらうとわかりますが
目元に修正が入ってます。
これが修正液なんです!
漫画家さんの良く言う「ホワイト」
と言うよりはガッツし「修正液!」なんのです。
これ、生で見るとその修正液の厚みや濃淡がよくわかります。凸凹まで見えます。
これを観察していると、藤田先生がどこにこだわりを持ってこのシーンを描いたとか
効果手法としてどう描き吹き付けたのかとか
原稿に修正液だなんて
きっと失敗を恐れない、強い勇気を持っているのだろうなとか
ある意味で、ペンのタッチ以上に藤田先生の執筆時の息遣いが見えるようで
それを一枚一枚推測するだけで
ご飯3杯はいけます!!
もとい、あっという間に時が過ぎていくと言うか
上質な推理本を読むといいますか、
なんとも至福な時間を味わえます。
原画にあっという間に引き込まれます。!
これから原画見る方、チェックしてみてください!
ただ眺めるなんてもったいない!
これは生で見ないことにはどうにも伝わり切らないのが悔しいところ!(断言できます!!是非、肉眼で!
そして、展示の最後に
去年東京の展示に合わせてライブドローイング作品が展示されています。
なかなかのサイズです。
が、よくよく見ると気づきませんか??
左側。
絵の枠外に何か!?
事の起こりはこちら(公式twitterから抜粋
「やっぱいってみっかー」
静岡駅!!?
いらしてたらしいんです。松坂屋に!
(しかも、時間を見ると2時間くらいでニアミスしてたらしいのです、私!悔しい!)
どうも成海の絵の顎の部分が破損したらしくその修正に来てくださったようで
その際、
追加で欄外スペースに
阿紫花と秋葉流の絵を加筆して行ってくれたようです!!
しかも「講談社のも描いたった」とコメント付きで!お茶目ですよね(笑)
さて、この展示。
静岡では明日まで、3月の27日からは大阪開催になります。
ほんとに、私的にはこの展示会に来れただけで静岡に来た甲斐が2倍にも3倍にもなりました。
欲を言えば、1日スケジュールを空けて半日ドップリと会場に浸りたかったのは否めませんが、
ほんとにその時間割く価値あります!
迷ってる方!仕事の方!無理して有給とってでも見る価値あると思います!!
あ、すいません。
一人で熱くなってしまいましたが
それだけ気持ちの面で収穫の多かった原画展でした。
ちなみに、2日目は気持ち心に余裕もできていたので
帰りのグッズ売り場で図録、ポストカードなどを買い
後々の思い出の品としました。
ちなみに複製原画も販売されていましたが
心の中にしっかりと焼き付けていたので
いつも目に触れるレプリカよりも
思い出の色と息遣いを大切に。
…
欲しい心にはしっかりと蓋をして
後ろ髪を引かれながら
帰ってきたのはここだけの話。
はあ、また見れる機会あるかなぁ。
(それと、枠外のスプリガント達は大阪ではどう公開されるのでしょうか??素朴な疑問も残しながら…。